トラックは以下のようになっているみたいです。
01.メグメル
02.東風
03.馬鹿二人
04.夏時間
05.Etude
06.それは風のように
07.潮鳴り
08.彼女の本気
09.白詰草
10.願いが叶う場所
11.Ana
12.小さな手のひら vo:桃梨
13.汐 おお・・・これは、俺の好きな曲がたくさん詰まってますね!
最後に汐を持ってくるのがTAMUSICセンスですね♪
資料室のお茶会が無いのは血涙を呑んで、見逃します・・・。
汐を視聴するああ・・・癒される・・・。バイオリンの響きって素敵です・・・。
ことみが弾いていると脳内で描いてください^^
Anaを視聴するVo無しなので新鮮味があります。この曲を聴くと何かもう回想シーンになってしまいます(自分が
この後に影二つを聞くと多分、涙出ます。
彼女の本気を視聴するあれ・・・これ何の曲?wなんかあのFM音源が耳に焼き付いてるのでクラシックは失敗だったかと^^;
途中でギターとドラムも入りますが・・・あまり好きじゃないかもしれません
メグメルを視聴するメグメルのアレンジですね。Vo無しのAnaはよかったですけど、メグメルに声が無いとちょっと迫力みたいなものが足りない感じがします。
しかし音は澄んでキレイなのでクラナドの世界にはピッタリでしょう。
まぁ原曲がよすぎるんで仕方が無いことです。
小さな手のひらを視聴するVoメインの曲ってやはり小さな手のひらだったんですね!
Voは桃梨さん・・?初めて聴く名です。スイマセン;;
うーんいいわぁ!やっぱりこの曲調はいいですね!小さな手のひらはホントに神曲ですわ。
声にホール効果?が付いてるので演劇っぽいです。
レビュー書いてる内にサントラ聴きたくなってきました
というわけでiPodから流してきますぜ!(今流れてるのはビートまりおのbite on the bullet)
馬鹿二人とか願いが叶う場所が視聴したかったですねー
あ、後以下このCLANNAD VIOLINのイメージSSらしいです。
これは完璧にアフターのさらに後の話ですのでネタバレ注意!
部屋の中にひとり。自分以外の声が聞こえることのなくなったこの部屋。それでも今でも脳裏に木霊する声がある。
「パパ・・・だいすき・・・」
ああ、俺も大好きだ。いつまでも、いつまでも・・・汐、おまえのことが大好きだ。
1年。そう1年だ。娘の汐を失って1年もの時間が過ぎた。渚を失ったときのように、見苦しく自分を抑えられなくなるなんて失態はもう犯していない。真面目に仕事も出ていたし、渚と同棲を始めた頃から続けている古河家訪問も欠かさずやっている。
「パパッ」
声が聞こえた気がして慌てて振り返る。けれどそこに汐がいるなんてはずもない。
汐の命日が近づくにつれて足元がおぼつかなくなるような・・・そんな感覚を覚えていた。自分を抑えられないなんて嘘っぱちだ。俺の愛する人たちをみんな失ってしまった。まともな精神でいられるわけがない。俺の心はまるでぽっかりと穴が開いてしまったみたいで、そこから見えるものは「後悔」だけだった。
『どうしてあの時、汐を助けてやれなかった?』
自分の両手を見る。目を瞑れば、あの日、腕に抱いた汐の感触を思い出せる。汐の体温、重さ、声・・・汐のすべてを思い出せる。
今日でちょうど1年。まさに去年の今、この時間に俺は愛する娘を失った。頼りにならない、ふがいない親父のもとに生まれてしまったがために、彼女は短い生涯を終えてしまった。俺なんかの娘に生まれてしまったから。
「汐・・・」
両手を強く握り締める。今にも指が皮膚を貫通してしまうぐらいの強さで。それでも、足りない。娘を守れなかったこの手に戒めを与えるには足りなさ過ぎる。
俺は何もできなかった。俺はただ、汐の命の灯火が消えていくのを見ていることしかできなかった。
「りょこうしたい・・・」
あの花畑には届かなかった。汐の元気よく遊びまわる姿には・・・届かなかった。渚も、汐もいない。俺を置いてどこかへ行ってしまった。もう何も残っちゃいない。
3人であの花畑へ行けたなら。あの花畑へ届いていたなら。
3人で・・・家族でいられたなら・・・。
タンスの上に飾られた「だんご大家族」のぬいぐるみに視線をやる。3つ重なって、仲良くそこに鎮座している。
悲しみに耐え切れなくて、視線を落とした。
人生に「もしも」があったら、なんてことを考える。
もしも、俺が汐を救えていたなら。
もしも、汐をあの花畑へ連れて行けていたら。
もしも、渚が生きていたら。
・・・。
もしも、汐の父親が俺じゃなかったら。
俺が父親でなければ汐はもっと幸せになれたんじゃないのだろうか。もしかしたら、汐は俺を恨んでいるかもしれない。
「汐・・・俺はお前のいい父親にはなれなかった・・・」
「パパッ」
また声が聞こえた気がした。幻聴だとわかっていても、そうだとしても顔をあげずにはいられなかった。
「・・・?」
声はさきほどの「だんご大家族」のぬいぐるみが乗っているタンスあたりから聞こえた。そしてそのタンスと壁の間、そこに何かが見えた。なにかメモ帳のようなものの角が、チョコンと姿を現していた。
「なんだ、あれは?」
立ち上がり近寄って、それを取り出してみる。
瞬間、俺は目を疑った。
「な・・・渚・・・」
表紙に書かれてた文字、「母子健康手帳」。薄汚れて埃をかぶっていたけれど、それは確かに渚の母子健康手帳だった。よく見てみると、いろんなところに開き癖がついていた。
「・・・・・・・・・」
なぜこのタイミングで母子健康手帳が出てくるのか。当時、あれほど探していたのに出てこなかったものだ。それがこんなタイミングに。汐の声が、これを・・・?
思い切って、俺はページをめくる。
『母子健康手帳を役所から交付してもらいました。
つわりも、もうなくなり調子もよくなってきました。
お腹の中で、わたしと朋也くんの子供の命が育っているんだと考えると、とても幸せです。
これから、毎日欠かさず、赤ちゃんの記録を書いていこうかと思います。
大きくなったら、これを見せながら、いろんなことがあったよって、教えてあげたいです。
元気な子供に育ってくださいね』
見慣れた、渚の文字。これは、母子手帳をもらった日のことだろうか。あの日の渚のはしゃぎようを思い出す。微笑む渚を見ているだけで、俺も自然と笑みがこぼれたっけ。
俺はもっとページをめくっていく。
『岡崎汐。
それがこの子の名前に決まりました。朋也くんとふたりで決めました。
汐とは、わたしの渚という名前から由来して、潮の満ち引きする場所ということで決めました。
人生にはいろんなことがあります。汐は渚から、時には引いて離れることもあります。でも、また時が経てば、満ちて、そばに帰ってくる。ずっとそれを繰り返して、わたしは汐を見守っていけます。
朋也くんも言っていました。海のように、何もかもを包み込み、育むような、大きな優しさを持った子に育って欲しいと。わたしも、そうなってほしいです。
汐。
とってもいい名前を与えてあげられたと思います。わたしの渚という名前と、朋也くんの岡崎という苗字で、汐を見守っていきたいです』
渚、おまえは汐のこと「しおちゃん」っていつもお腹に呼びかけてたな。
汐は、いい子に育ってくれたぞ。海のように大きな優しさを持って、本当にいい子に・・・おまえみたいに、強い子に育ったぞ・・・
俺はどんどんページをめくっていき、読み進めていく。汐を生むことを難しいと説明を受けたこと、それでも生みたいと願ったこと、オッサンや早苗さんがオムツとかをどんどん買ってきて部屋がオムツだらけになったこと、高校のときの友達がきてくれたこと、そんなことが全部書かれていた。
俺も書かれている事柄のひとつひとつを反芻しながら、ここに書かれた渚の想いと時を重ねていく。きっと今自分は、渚と一緒にいる、そんな気にさせてくれる。
『また熱が上がり始めてしまいました。
起きることもできなくなってしまいました。でも、わたしのお腹の中では、しおちゃんが育っています。こんなところでくじけるわけにはいかないです。
しおちゃんは・・・
わたしが、母親の強さで産んであげなければならないんです。
しおちゃんを産んで、家族3人の幸せな家庭を築きたいです』
母体の体力がもたないかもしれないと医者に言われるほど、渚の出産は危険だった。しかし俺の意見も聞かず、産むと決めた渚の意思。
渚の手を握って、励ましたことを思い出す。それしかできなかった自分。
本当に強かった渚の姿はまさしく、母親の強さだった。
そして、次のページが渚が書き込んだ最後のページだった。
『わたしの今の目標は、しおちゃんを産むことです。
そして、この子と、朋也くんと、3人で生きることです。
家族で生きていくことです。
だから、母親の強さで産んであげなければならないんです。
どうか・・・
わたしを強く生きさせてください』
熱で意識が朦朧としていただろうに・・・苦しかっただろうに・・・辛かっただろうに・・・
渚の文字は歪んでいた。それでも、今までで一番力強く、はっきりと書かれていた。渚の強い意志がそこには現れていた。
それなのに・・・渚は・・・ここまで頑張ったのに・・・渚は・・・
俺は辛くなって、手帳を閉じようとする。しかしそこで、そのページよりも後ろにも開き癖があることに気づいた。そのページを開いてみる。
「あ・・・ああ・・・」
岡崎汐。
そこにはクレヨンで、見開き2ページにわたって大きく書かれた汐の名前。
見れば一目でわかる。これは汐の字。
しかし、なぜここに汐の名前があるのか。わからない。でも、もしかしたら・・・この手帳は汐があのタンスと壁の間に隠したのかもしれない。
何かの拍子でこの母子手帳を見つけ、そしてその中に自分の名前を見つけた。汐は感覚的に気づいたのかもしれない。これは「自分と母親をつなげるもの」なのだと。だから自分の名前を書き、そしてそのつながりがなくなってしまわないように隠した。
そうは考えられないだろうか。
渚と汐の思い出。
汐が守ってくれた、家族の絆。
俺はこれを見つけたとき、確かに汐の声を聞いた。教えてくれたのだ、汐が。
でも・・・それでも・・・
汐は、母親との思い出がこれだけでよかったのだろうか。
やはり家族3人での思い出がほしかったんじゃないだろうか。そう思うと、何もしてやれなかったことが悔やまれる。
あの花畑に、3人で行けたなら・・・
そのとき、母子手帳から一枚の折りたたまれた紙が落ちてきた。
「・・・?」
拾い上げ、そして広げてみる。
「ああ・・・あ・・・汐・・・汐ぉ・・・」
もう長いこと流れなかった涙があふれ始めた。そこに描かれていたものを見て、しゃくりあげるように泣いてしまう。
嬉しかった。
これほど嬉しいことはなかった。
「もしも」なんてなかったのだ。だって、これが現実で、そして今ここで俺は汐の父親なのだから。
そこに広がっていたもの。
色とりどりのクレヨンで描かれた、あの花畑。そして中央で笑顔で手をつないでいる3人の人間。
右側が俺、左側が渚、そして真ん中に一段と輝かしい笑顔でいる汐。
楽しそうに笑っている3人が描かれていた。
俺らが迎えられなかった家族の姿がここにあった。あの花畑に、俺たち家族は届いていたんだ。
「汐・・・パパも・・・大好きだぞ・・・おまえのこと、愛してるからな・・・」
汐も渚も、ずっとずっと愛してる。俺は汐の父親だった。渚の夫だった。3人で俺たちは家族だ。
それを誇りに俺は生きていける。渚や汐の笑顔と共に生きていける。
この長い、長い坂道を。
笑顔の3人の下、汐の可愛らしい字で、こう書かれていた。
「パパ、ママ、大好き」
【終】
作:Street Storyteller(TAMUSIC)
以上、CLANNAD VIOLINでした
これ買ったらまたレビューしますぜ。
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